5月28日(日)8時30分物産センター山桜(城里町)に集合。本日の活動は、水戸8団と城里1団のカブ隊合同活動にビーバー隊も一緒に参加させていただきました。

本日の活動場所は、茨城県城里町錫高野(すずごうや)地区にある元・鉱山の高取山(たかとりやま)です。

高取山は、その昔、錫石や銀、タングステン(鉄マンガン重石)など鉱物資源が採堀されていました。現在は、鉱山は閉山となっていますが、鉱山採掘跡地としていろいろな石の観察ができるということで『お宝の石を探し出せ♪』をテーマに活動しました。

今回は、地質学専門の茨城大学教授でもある城里1団カブ隊長と鉱物に精通した水戸8団ビーバー隊補助者のお二人のご案内で鉱物観察and地質観察を行いました。

スカウトたちもリーダーも保護者も…

どんな石を探しだせるのか…わくわく♪🥰

鉱物観察ポイントの『ズリ場』まで無事にたどり着くことができるのか…ドキドキ!😓

今回の活動は、カブ隊と合同ではありますが、鉱物観察ポイントまでのルートは別々です。

カブ隊は険しい山道を歩く『ワイルドコース』ですが、ビーバー隊は、錫高野林道入口から入る平坦な道『ゆっくり散策コース』をハイキング。とはいえ…途中トイレもなく、往復かなりの長距離ハイキング。

果たして、ビーバースカウトたちは、往復の長距離を最後まで歩くことができるでしょうか…⁉💦

鉱物観察ポイントまで無事に到着!

ビーバー隊が到着したときには、すでにカブ隊スカウトたちは鉱物探しに熱中!「こんなの見つけたよ!💎」と探し当てた石を見せてもらい、その石を見てビーバースカウトたちの目の色が一変!

「自分たちも💎見つけるぞ!」と気合いが入ります♪ ✊

歩いてきた疲れも見せずに、鉱物探しに夢中になりました!

今回の鉱物観察ポイントは、「ズリ」と呼ばれる昔の採掘の際に不要な石を捨てた場所とのこと。不要と言っても、そのなかから水晶になりかけの石や、きれいだなと思う石など、スカウト一人ひとりが自分の『お宝の石』を探していました♪

城里1団カブ隊長とビーバー隊補助者の専門家のお二人から、高取鉱山跡地で採れる鉱石の種類や、水晶などの結晶化する現象について教えていただきました。また、ブラックライトを照らすと光る『蛍石』の鉱脈も教えていただきました。

高取山周辺は中生代の地層があり、その地層のでき方や地球のプレートによって地震が起こる仕組みも大変わかりやすく教えていただきました。

さて、今回スカウトたちが探し出した『お宝の石💎』の多くは、石英・水晶でした。

「金をみつけた!」と大喜びのスカウト…けれど案内人のお二人の専門家に鑑定していただくと「黄鉄鉱」でした。

往復の『ゆっくり散策コース』。平坦がゆえにビーバースカウトたちが途中で飽きて疲れを嘆くことを心配しましたが、そんな心配はなんのその…スカウトたちの探求心と観察力で、大人は見過ごしてしまう植物や生き物、動物の糞⁉などなど細かいものまで見つけてじっくり観察しながら、最後の最後まで元気いっぱい歩いてくれました。スカウトたちの体力にあっぱれ!👏

スカウトたちのお陰で、大人たちも一緒に楽しく植物観察をしながら、疲れ知らずで楽しくハイキングすることができました♪

今回の活動場所である「高取山」は、鉱物資源・植物資源豊かな山でした。

今回の活動で城里1団カブ隊長とビーバー隊補助者の専門家のお二人のお陰で、鉱物の世界、さらには、私たちが住むこの大地がどうやってできたのか…地質についても興味の視野が広がり、地質学に興味を持ってくれたスカウトもいました。

とても有意義な活動となりました。心から感謝申し上げます♪