令和3年6月27日(日)午前8時20分水戸8団野営場集合。いつもより早い集合です。今日は、水戸8団野営場から霞ヶ浦まで大型観光バスで移動。ビーバースカウトとカブ隊から参加を希望するスカウトで『霞ヶ浦湖上体験スクール』に参加してきました。『霞ヶ浦湖上体験スクール』は茨城県が主催する水質保全活動で、小中学生を対象に、霞ヶ浦の湖上において、プランクトン観察などの体験学習を行い、水環境について学ぶことができるプログラムです。

今日はどんなことを体験できるのか…!?みんなワクワクどきどき♪ビーバースカウトたちにとって、本日の一番の楽しみは遊覧船に乗ること。けれど、体験プログラムを通して何を学びとってくれるか…!?隊長は楽しみ♪

遊覧船に乗る前にマリーナ付近の散策。そして、身体ほぐしのゲームを楽しみました。

身体をほぐした後は、いよいよ遊覧船に乗り込みます。船上のスタッフの方々が、湖の成り立ちから霞ヶ浦の歴史、霞ヶ浦の水の利用まで、とても分かり易く説明してくださいました。昔は、霞ヶ浦の水はとてもきれいで昭和40年頃までは海水浴場として泳ぐことも出来たそうです。けれど、今は、生活排水、農業排水、工場排水などが増えて水が汚れてしまい、泳ぐことはできません。

いよいよ霞ヶ浦水質観察体験プログラムの開始。霞ヶ浦の水の透明度を確認します。水の色の変化をよく見てね。「意外に早くにごった…」と、言うことは…。

湖の生き物についても学びました。実際に湖の水を採取し、プランクトンがいることを肉眼で、また顕微鏡で見ることができました。たくさんの小さな生き物がいることにビックリ!「宇宙人みたいなプランクトンもいる!」

霞ヶ浦の水中には、コイやフナ、ワカサギ、エビや貝の仲間も生息しています。また湖岸の直ぐ近くには、たくさんの水生植物も生育しています。

湖上からは、湖岸の全景を眺めることができます。湖岸近くに、下水処理場、浄水場が建ち、湖を守るために水質浄化のための取り組みもなされ、生活に役立つきれいな水を作り出していることのお話しも聞きました。

スタッフの方々の説明を真剣に聞き、水質調査の体験もさせてもらって、頭の中は知識でいっぱい!でも、お腹は空っぽ!「お腹すいたぁ!」船から下りた後は、お弁当タイム!ボーイスカウトのお弁当は「おにぎり🍙」。カブスカウトのおにぎりは通称「カブ弁」と言われ、おにぎりの中身は梅干です。

お腹が満たされたら、食後の植物観察タイム。みんな四つ葉のクローバー探しに夢中です!女の子はクローバーのお花で冠や指輪、髪飾り作りを楽しんでいました♪

 

令和3年度のビーバー隊の年間テーマは『🌍地球と自然を守る部族の一員として行動する』地球環境の現状を知り、持続可能な社会のために自分でできることを考え、行動する。

今回のプログラムに参加して霞ヶ浦の水環境を学んだことで、スカウト一人ひとりが改めて「水の大切さ」を再認識し、地球環境を守るために「節水」「食べ残しをしない」「水を再利用する」など普段の生活で自分ができることを実行することを約束してくれました。

今回のプログラムでお世話になりました 関鉄観光株式会社様・ラクスマリーナ様には心から感謝申し上げます。