ボーイ隊は2024サマーキャンプを8月10日~12日で涸沼湖畔の「いこいの村涸沼キャンプ場」で実施しました。

折からの強風の中での設営、タープが飛ばされそう! タープもテントも風向きを考えて張らないとね。

セレモニーも無事終わり、いきなり今回のメインイベントの涸沼一周32kmのナイトハイクへ。カブ隊のクマスカウト、リーダーと保護者も数人参加して途中までの約8kmを一緒に歩く。みんな揃って午後6時にキャプ場を出発。夕焼けの中を歩いているといつの間にか日が暮れてきて真っ暗な堤防の道をひたすら歩く。ところどころに夜釣りの人がいる、護岸をのぞくと蟹がいっぱい歩いている。初めて見るクマスカウトたちは大興奮、つい歩くのも忘れて見入っている。

午後7時、松川集落センターの庭で休憩と夕食をとり再び歩き始める、みんなまだまだ元気、ここから班長が合流。 暗闇の中に遠く車のライトが行き来するのが見えはじめた、やがてクマスカウトのゴールの大貫橋に午後8時30分到着。ここでカブ隊のリーダーとクマスカウトは解散、スカウトはお迎えに来ていた保護者と帰宅、参加したクマスカウト8人全員が完歩よく頑張りました。

ボーイ隊はこれからが本番、休憩の後再び歩きはじめる。堤防の上を歩いたり途中から涸沼サイクリングロードを歩いたりしながらやっと次の休憩地の広浦公園に到着。時間は午後10時30分、トイレを済ませ休憩の後再び出発。ここからは一般の道を歩いて涸沼自然公園の前を通り次の休憩地の親沢公園を目指す。みんな疲労困憊だが声を掛け合って励まし合いながらひたすら歩く。

いつしか日付が変わり午前0時18分に親沢公園に到着。地面に身体を投げ出し大の字になって休憩、このまま眠ってしまいそう。ここまでくればもう半分以上過ぎた、あともう少し。それにしても小学6年生のスカウト3人はすごい頑張り、弱音を吐かずに歩いている。またサイクリングロードに入る、草が生い茂っていて歩きずらい。涸沼大橋の手前で一般道に出る、ここから海老澤の交差点までは道が細く夜でも車の通行量が多いので歩くのは要注意。前後にリーダーがついてスカウトをはさみライトを振りながら進む、伴走車が最後尾でハザードランプを点滅させながら海老澤の交差点までついていく。無事に交差点のコンビニに午前1時到着。

真直ぐな上りの道を網掛公園目指して歩く、もう少しだから頑張ろう。網掛公園からまた堤防の道を歩く、もういこいの村涸沼の明かりが見える。午前2時20分リーダー4人スカウト5人全員完歩してゴールに到着! 32kmを歩き通したぞ!

翌朝は6時起床。朝日が昇るとテントの中には暑くていられない、昨夜の疲れはどこへやらみんな元気に起き出した。朝一番でいこいの村涸沼の展望大浴場へ、昨夜の汗を洗い流してまったりとお湯に浸かる。窓から涸沼の対岸が見渡せる、あそこを歩いてきたんだなぁ、暗いから歩けたのかな昼間だったら無理だろうなと改めて感慨に浸る。

点検、セレモニー、朝食を摂って午前中は宝探しゲーム。各自指示書からスタート地点を見つけてそこを起点にコンパスを使って指示された方角の目標物を探し、数か所を巡って宝の入ったカプセルを探し出す。この前のミスターXに挑戦したのが役立つ時が来た。あっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら宝の入ったカプセルをゲット。中にはチーフリングやピンバッジと一緒にアイスクリームの引換券が入っていた。

みんなでアイスクリームを食べて休憩。午後はロープワークとキムスなど2級章の課目をおさらい。

きれいな夕焼けが過ぎて夜はランタンファイヤー、みんなで歌やスタンツ、ゲームで楽しく過ごす。班会議の後サイトを整理整頓して就寝。

いよいよ最終日、今日も朝から快晴で暑い。朝食、点検、セレモニー、スカウツオウンの後は撤営。

閉会セレモニーでは団委員長からの講評そして隊長から優秀スカウトの発表があり、今回はナイトハイクを最後まで頑張り通した6年生のスカウト3人が表彰されました。

今回のサマーキャンプの目的は「スカウトは友情にあつい」困難を乗り越えてみんなの友情を深めようでした。長く辛かったナイトハイクを励まし合ってゴールまで歩き通しみんなで協力して過ごした3日間、目的は達成されたようだね、みんな精神的にも技術的にもまた一歩成長しました。

涸沼に弥栄。